兵庫県知事らを告発した元県民局長の私的情報漏えい問題の行方

兵庫県の斎藤知事らが告発された元県民局長の私的情報漏えい問題は、現在、注目を集めています。2025年6月10日、神戸学院大学の上脇博之教授らが、斎藤知事、片山元副知事、井ノ本元総務部長の3人を地方公務員法違反の疑いで刑事告発しました。

事件の概要と告発の背景

元県民局長が斎藤知事らを告発した文書を巡り、井ノ本元総務部長がその私的情報を県議会議員に漏えいしたとされています。第三者委員会の報告書では、「知事らの指示により漏洩した可能性が高い」と結論付けられました。

兵庫県は議会からの刑事告発要請を受けて、告発しない方針を示しました。知事は「元総務部長は停職3か月の処分を受けており、社会的制裁を受けている」と述べています。

告発状では、井ノ本氏だけでなく、斎藤知事や片山元副知事も漏洩の命令やほう助などに該当するとしており、今後の捜査や法的手続きの進展が注目されます。

元県民局長の私的情報漏えい問題は、地方公務員法違反の疑いで告発され、現在も注目を集めています。今後の捜査や法的手続きの進展が注目されます。