パニック時の証言がうまくできない場合の対処法

先日、コンビニ帰りに襲われた経験をした方が、警察にうまく説明できず、メンタル的にも影響を受けてしまう状況に悩んでいるといいます。被害者としての証言がうまくできないというのは非常に辛いことですが、どうすれば良いのか考えてみましょう。

パニック時に証言が難しい理由

襲われた時の恐怖や動揺から、パニック状態に陥ることはよくあります。こうした状況では、冷静に物事を整理したり、詳細に記憶を再構成するのが難しくなることがあります。そのため、証言内容が混乱したり、一貫性を欠いたりするのは自然なことです。

警察に話す際、正確に自分の気持ちを伝えることが難しいこともあります。しかし、誤解を生まないよう、冷静に状況を伝えましょう。警察官が「被害妄想」と指摘してきた場合でも、自分の感情や恐怖が事実に基づいていることを理解してもらうことが大切です。決して自分を責めないようにしましょう。

証言が混乱することに焦りを感じた場合、焦らずにそのことを警察に伝えて、時間をかけて思い出すように頼むこともできます。最初に覚えていることを正直に伝え、後から思い出すことがあれば補足する方法が有効です。

もし、目撃者や防犯カメラなど、証言を補強する材料がある場合、それを提出することが大きな助けになります。また、被害者自身が記録できるメモや録音を取ることも、次回のために役立ちます。携帯電話を持っていない場合でも、後で周囲の人に相談して補足的な情報を得る方法もあります。

証言がうまくできない自分を責める必要はありません。パニック状態にある中で冷静に証言することは非常に難しいことです。大事なのは、自分がどんな状況であったかを誠実に伝えることです。もし証言に不安がある場合は、後からでも補足を加え、必要であれば弁護士などに相談することも一つの方法です。