山上徹也被告の量刑予測と裁判の進行状況

2022年7月8日に奈良市で発生した安倍晋三元首相銃撃事件で、山上徹也被告（当時42歳）は手製の銃を使用して安倍元首相を射殺し、現行犯逮捕されました。事件の重大性と社会的影響を受けて、山上被告の量刑や裁判の進行について関心が高まっています。

山上徹也被告の起訴と裁判の進行状況

山上被告は2023年1月13日に殺人罪と銃刀法違反で起訴されました。起訴後、精神鑑定が行われ、2023年12月には刑事責任能力が認められたとの報道もあります。裁判は裁判員裁判として進行しており、公判前整理手続きが行われています。

元検察官で弁護士の日笠真木哉氏は、山上被告の行為が選挙という民主主義の根幹に対するテロ行為であり、手製の銃を使用したことや無関係の人を巻き込む恐れのある白昼の発砲事件であることから、懲役30年または無期懲役が相当だと述べています。

山上被告の裁判は、起訴から公判まで平均して14か月かかるとされていますが、公判前整理手続きが2年以上かかる事件は多くはありません。公判前整理手続きでは、証拠開示や争点の整理が行われており、これに時間がかかる要因となっています。

山上徹也被告の量刑予測は、事件の重大性や手製の銃を使用した点などを考慮すると、懲役30年または無期懲役が相当とされています。裁判の進行は、公判前整理手続きのために時間がかかっており、今後の進展が注目されます。