近年は健康保険証の代わりにマイナンバーカードを提示できる「マイナ保険証」が普及してきています。病院や薬局でカードを提示する際に「月初めだけでいいのでは?」と考える方も少なくありません。本記事では、医療機関でのマイナンバーカード提示のタイミングについて詳しく解説します。
従来の健康保険証と提示のタイミング
従来の紙やプラスチックの健康保険証の場合、月初めに確認されることが多いのは「保険証の有効性」をチェックするためです。特に勤務先の変更や保険資格の切り替えがあった場合、前月末と状況が変わっている可能性があるため、月初に確認される慣習が根付いていました。
そのため「月初めだけ提示すればよい」というイメージが一般的になっています。
マイナンバーカード(マイナ保険証)の場合
マイナンバーカードを保険証として利用する場合は、受付の専用端末にカードをかざして資格確認を行います。このシステムはオンラインで最新情報を確認できるため、月初めだけでなく受診のたびに提示が必要です。
実際に、同じ月の2回目以降の通院でも「カードをかざしてください」と言われるケースがあります。これは医療機関ごとに資格確認を都度行う仕組みになっているためです。
なぜ毎回提示が必要なのか
マイナ保険証では以下の情報をオンラインで確認するため、受診のたびに提示を求められます。
- 保険資格の有効性
- 医療費負担割合(例:3割→2割への変更など)
- 限度額適用認定証などの最新情報
これにより、資格喪失や誤った自己負担が発生するリスクを防ぐことができます。
実際の体験談
ある患者さんは「月初だけでいいと思っていたら、2回目の通院時にもカードを求められた」と話しています。また、別のケースでは「保険証を切り替えた直後にカードを提示したおかげで、正しい自己負担割合がすぐに反映された」という例もあります。
このように、毎回の提示にはきちんとした意味があります。
まとめ
従来の健康保険証は月初めの確認が中心でしたが、マイナンバーカードを利用したマイナ保険証では受診のたびに提示が必要です。これは常に最新の保険資格情報を確認するためであり、患者自身にとっても正しい医療費負担につながります。今後マイナ保険証がさらに普及する中で、「毎回提示する」という意識を持っておくことが安心につながるでしょう。
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