津波避難時の持ち出し袋:水や食料の量と軽量化のコツ

地震

津波避難に備えるために持ち出し袋を用意することは非常に重要ですが、どれだけの水や食料を持ち出せばよいのか、またどれくらいの重さが適切かは悩むところです。水500ml3本と缶詰3つ、防寒具を用意するというのは、基本的な防災アイテムとしては有用ですが、もし外で1週間程度避難しなければならない場合、どれくらいの量が必要か、また重すぎることが危険でないかについて考えてみましょう。

避難持ち出し袋の基本的な要素

避難持ち出し袋には、基本的に以下のアイテムを含めることが推奨されています。

  • 水(1日3リットルが目安)
  • 食料(缶詰や乾パンなど、1週間分を想定)
  • 防寒具(季節に応じた服や毛布)
  • 簡易トイレや衛生用品
  • 懐中電灯や電池
  • 現金や身分証明書

これらは最低限必要なアイテムであり、個人の状況に応じて、薬や医療品、非常用の携帯電話なども加えるとよいでしょう。

水と食料の量は足りるか?

避難所で1週間程度過ごす場合、1日あたりの水分摂取量としては最低でも2リットルが必要とされています。これは成人が1日に必要とする水分量の目安です。しかし、水を持ち運ぶ際に重さが気になるため、500mlの水を3本だけという選択をされたのですね。

3本(1.5リットル)の水では、1日あたりの必要量を満たすことができません。避難所に到着後、水の供給が確保される前提であれば問題ありませんが、万が一水道が止まってしまう場合には、追加で水を持ち運べるようにすることをお勧めします。防災バッグには軽量でコンパクトな水分補給用品も検討しましょう。

重さと軽量化のコツ

持ち出し袋の重さが増えると、長時間の避難時に疲れやすくなるため、軽量化は非常に重要です。以下の方法で軽量化を図ることができます。

  • 軽量な水分補給方法を選ぶ(ウォーターパウチや小型の水ボトルなど)
  • 非常食には、缶詰よりも軽い乾燥食品やフリーズドライ食品を選ぶ
  • 防寒具を必要最低限にし、コンパクトに収納できるものを選ぶ(ダウンジャケットや簡易的な防寒シートなど)
  • 電子機器を最小限にし、充電式のバッテリーや太陽光発電のパネルを活用する

軽量化を進めるときは、必要最低限のアイテムだけを厳選することが大切です。無駄に持ち運ぶものを減らし、重要なアイテムを優先的に詰めるようにしましょう。

避難時に必要な心理的準備

避難は物理的な準備だけでなく、心理的な準備も非常に大切です。避難を始める前に、家族全員で避難計画を立て、避難場所や避難経路を確認しておきましょう。実際に避難する際には、冷静に行動し、避難所の情報や避難指示を確実に確認することが重要です。

また、避難袋には「精神的な支え」を入れることも考慮に入れるべきです。例えば、少しでも安心感を与えるアイテムや、家族の連絡先を記載したメモを入れておくと、心の準備がしやすくなります。

まとめ

避難持ち出し袋には、必要最低限の水分や食料を入れることが大切ですが、軽量化を意識しながら、必要なものを厳選することが重要です。また、避難時に焦らず冷静に行動できるように、日頃からの準備と家族間での連携をしっかりと行いましょう。必要なものをコンパクトにまとめることで、避難時の負担を減らし、より安全でスムーズな避難が可能となります。

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