4chan黎明期に流行ったネットミームとは?

流行、話題のことば

4chanはインターネット文化の中でも特に影響力を持つ掲示板の一つで、数々のネットミームが生まれました。これらのミームはその後、広くインターネット全体に広がり、文化の一部となっています。この記事では、4chan黎明期に流行ったネットミームについていくつか紹介します。

1. わんわんお(ワンワンオ)

「わんわんお」とは、犬の鳴き声を模した言葉で、4chanの初期から流行していました。このミームは、犬が「わんわんお」と鳴く様子が映された動画やイラストから派生しました。この簡単なフレーズが、ユーザー間で大きな人気を博し、様々なメディアで取り上げられることとなりました。

その後、わんわんおのミームは「わんわんお計画」などと呼ばれ、ユーザーが一斉に犬を描いたり、わんわんおのテーマで画像を作成したりするなどのイベントが行われました。

2. Rickrolling(リックロール)

リックロールは、1980年代のヒット曲「Never Gonna Give You Up」のミュージックビデオを予告なしに貼るというジョークです。4chanのユーザーはこの曲のビデオをリンクとして貼り、誰かがクリックすると予期せぬリック・アストリーのビデオに「嵌め込まれる」形になりました。このジョークは瞬く間に広まり、インターネット上で一般的な冗談となりました。

このミームはその後、他の有名人やアーティストのビデオを使ってバリエーションが増え、ネット上の定番のネタとして定着しました。

3. LOLcats

「LOLcats」は、猫の写真に「LOL」や面白いセリフを載せた画像を指すミームです。最初は4chanの「/b/」板から広まり、猫が人間のような言葉を喋っているかのような内容で、視覚的にもインパクトのあるものが多いです。

特に「I Can Has Cheezburger?」というウェブサイトが人気となり、猫を使ったミームが爆発的に広まりました。LOLcatsはその後、インターネットの文化の一部として定着し、さまざまなメディアでパロディが作られるようになりました。

4. エンタープライズ・インターネット(Enterprise Internet)

このミームは、元々は4chanの掲示板で登場した言葉で、企業や組織がインターネット文化を受け入れ始めた際に使われました。特に、企業の広報活動やマーケティングがインターネットで行われる中で、企業が「インターネットを理解している」ことを示すためにこの言葉が使われました。

このミームの面白い点は、企業文化とインターネット文化のギャップを風刺していることです。例えば、企業が公式Twitterアカウントでユーモアを交えた投稿をすると、これが「エンタープライズ・インターネット」として受け取られることがあります。

5. まとめ

4chanの黎明期に流行したネットミームは、今でもインターネット文化に影響を与えています。これらのミームは単なる冗談や遊びではなく、インターネット文化の発展において重要な役割を果たしました。ネットミームはその後、さまざまな形式で進化し、今日のインターネットを形作る一部となっています。

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