SNSで「個人融資します」「即日でお金を貸します」といった投稿を見かけることがあります。しかし、本人確認を理由に身分証明書や給与明細、住所などの個人情報を要求し、その後に登録料や保証金などの名目で先払いを求めるケースには注意が必要です。
この記事では、SNS上の個人融資で個人情報を送ってしまった場合に考えられるリスクや、相手から脅しのような連絡が来た場合の対応方法について解説します。
SNSの個人融資で先払いを要求されるケースに注意
正規の金融機関では、融資を行う前に「登録費用」「保証金」「手数料」などの名目で先払いを要求することは通常ありません。
特にSNS上の個人融資では、本人確認を理由に大量の個人情報を集めた後、融資を実行せずに費用を請求したり、情報を利用して不安をあおったりする手口があります。
今回のように、マイナンバーカードや給与明細などを提出した後に「先に1万5000円必要」と言われた場合は、詐欺や悪質な個人情報収集の可能性を疑う必要があります。
勤務先へ迷惑料を請求される可能性はあるのか
相手が「勤務先へ迷惑料を請求する」「会社に連絡する」などと言ってきても、実際に正当な請求ができる根拠があるとは限りません。
融資の契約が成立していない状態で、相手が一方的に決めた迷惑料を勤務先へ請求することは通常認められません。
また、勤務先へ連絡すると脅して支払いを迫る行為は、相手が心理的な圧力をかけている可能性があります。慌てて支払ってしまうと、さらに金銭を要求されるケースもあります。
会社名を知られている場合に気を付けること
勤務先の正式名称が知られている場合、インターネットで電話番号や所在地を調べられる可能性はあります。しかし、それだけで相手が勤務先へ連絡し、何らかの法的な請求を行えるということではありません。
悪質な相手は「会社にばらす」「職場に迷惑をかける」といった言葉で相手を不安にさせ、支払いを促すことがあります。
もし勤務先へ実際に連絡が入った場合でも、SNS上の個人融資に関するトラブルであることを説明し、必要に応じて警察や専門機関へ相談する対応が重要です。
マイナンバーカードの表面だけを送った場合のリスク
マイナンバーカードの表面には氏名、住所、生年月日、顔写真などの情報が記載されています。そのため、第三者に渡すことは望ましくありません。
ただし、マイナンバーカードの裏面に記載されている個人番号(マイナンバー)を送っていない場合、番号を利用した手続きなどのリスクは限定されます。
一方で、顔写真付き本人確認書類の画像が悪用される可能性はゼロではありません。別の詐欺やなりすましに利用される可能性も考え、今後は慎重に対応する必要があります。
個人情報を送ってしまった後に取るべき対応
まず重要なのは、相手への追加送金や追加情報の提供を絶対にしないことです。住所や勤務先、家族情報などをさらに聞かれても応じないようにしましょう。
また、相手とのDMやメッセージは削除せず保存してください。脅迫的な発言や金銭要求の記録は、警察や相談機関へ相談する際の重要な証拠になります。
必要に応じて、SNS運営会社への通報、消費生活センター、警察相談窓口などへ相談することも検討しましょう。
警察へ相談した方がよいケース
単に融資の話を断っただけであれば必ず警察対応になるとは限りませんが、「身分証を悪用する」「勤務先へ嫌がらせする」「徹底的に追い込む」などの発言がある場合は相談を検討すべき状況です。
特に、金銭を要求されている、脅迫的なメッセージが届いている、個人情報の悪用が心配な場合は、早めに専門機関へ相談することで被害を防ぎやすくなります。
相談する際は、相手のアカウント情報、DMの内容、送った情報、要求された金額などを整理しておくと状況を説明しやすくなります。
まとめ
SNS上の個人融資では、本人確認を理由に個人情報を集め、その後に先払いを要求する悪質なケースがあります。融資前の登録料や保証金の要求には十分注意が必要です。
勤務先への迷惑料請求をほのめかされた場合でも、相手の言葉をそのまま信じて慌てて支払う必要はありません。脅しや不当な要求である可能性があります。
マイナンバーカードなどの個人情報を送ってしまった場合は、証拠を保存し、追加の情報提供や送金を避け、必要に応じて警察や相談機関へ相談することが大切です。


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