マイナポータルを利用すると、引っ越し時の転出届をオンラインで提出できるため便利です。しかし、転出届はスマートフォンからできるのに、転入届はオンラインで完了できず疑問に感じる人も少なくありません。
実は、転出届と転入届では手続きの目的や本人確認の仕組みが異なるため、マイナポータルでできる範囲にも違いがあります。この記事では、転入届がオンラインで完結しない理由や、引っ越し後に必要な手続きについて詳しく解説します。
マイナポータルで転出届ができるようになった理由
マイナポータルでは、引っ越し前の自治体へ提出する転出届をオンラインで行うことができます。これは、引っ越し時の負担を減らすために国が進めている行政手続きのデジタル化の一環です。
転出届は、現在住んでいる市区町村に対して「この住所から別の住所へ移動します」と事前に知らせる手続きです。そのため、本人確認が適切にできれば、オンラインで申請することが可能になっています。
例えば、A市からB市へ引っ越す場合、A市役所へ行かなくてもマイナンバーカードを利用して転出届を提出できます。
転入届がマイナポータルだけで完了しない理由
転入届は、引っ越し先の市区町村へ「実際にこの住所へ住み始めました」と届け出る手続きです。この手続きでは、本人が新しい住所に住み始めたことを確認する必要があります。
そのため、多くの自治体では転入届をオンラインだけで完了することはできず、窓口での手続きが必要になります。これは、住民票の登録内容を正確に管理するためです。
例えば、転出届だけをオンラインで済ませても、実際には引っ越していない人が転入したことにすることはできません。そのため、転入時には自治体職員による確認が必要になります。
マイナポータルを利用した引っ越し手続きの流れ
マイナポータルを利用した場合、一般的な流れは「転出届のオンライン申請」→「引っ越し」→「新住所の自治体で転入届を提出」という順番になります。
転出届を提出すると、引っ越し先の自治体にも転出情報が共有されるため、窓口での手続きがスムーズになります。
例えば、以前は転出する市役所と転入する市役所の両方で書類手続きが必要でしたが、現在は転出側へ出向く必要がなくなり、負担を減らせるようになっています。
転入届を提出するときに必要なもの
転入届を提出する際には、一般的に以下のようなものが必要になります。ただし、自治体によって細かな違いがあるため、事前確認がおすすめです。
- マイナンバーカード
- 本人確認書類
- 転入する家族全員分の情報
- 引っ越し先の住所
マイナンバーカードを利用して転出届を出した場合でも、転入届のために新住所の市区町村窓口へ行く必要があります。
また、マイナンバーカードの住所変更手続きも同時に行う必要があるため、カードを忘れないよう注意しましょう。
転入届を出す期限にも注意が必要
転入届は、引っ越し後14日以内に提出することが法律で定められています。期限を過ぎると手続きが複雑になる場合があります。
例えば、忙しくて後回しにしてしまうと、マイナンバーカードの更新や各種行政サービスの利用に影響が出る可能性があります。
引っ越し後は荷物整理などで忙しくなりますが、転入届は早めに済ませることで、その後の生活手続きもスムーズになります。
まとめ|マイナポータルは転出手続きを便利にするサービス
マイナポータルで転出届ができる一方、転入届がオンラインだけで完了しないのは、住所変更の正確性を確認する必要があるためです。
転出届は事前申請としてオンライン化されていますが、転入届は新しい住所での住民登録を確定する重要な手続きなので、自治体窓口での確認が必要になります。
マイナポータルを上手に利用すれば、引っ越し時の負担を減らすことができます。転出届をオンラインで済ませた後は、期限内に新住所の自治体で転入届を提出しましょう。


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