マイナンバーカードを申請すると、カードの交付準備が整った後、住民登録のある市区町村から交付通知書が届きます。高校生の場合、「保護者と一緒でなければ受け取れないのか」「学生証だけで本人確認できるのか」「交付通知書の目隠しシールはどうすればよいのか」など、受け取り前に迷いやすいポイントがあります。
特に重要なのが年齢です。高校生という区分だけでは判断できず、15歳未満か15歳以上かによって法定代理人の同行に関する扱いが変わります。また、本人確認書類として認められるものや予約方法などには自治体ごとの差があるため、交付通知書に書かれた案内を確認することも大切です。
ここではマイナンバーカード総合サイトなどの公的情報を基に、高校生がカードを受け取る際の基本的な持ち物、一人で受け取れる年齢、学生証などの本人確認書類、交付通知書や暗証番号の扱いについて整理します。
高校生でも15歳以上なら原則として本人が受け取りに行く
マイナンバーカードは、原則として申請者本人が交付窓口へ出向いて受け取ります。高校生だから保護者が必ず同行しなければならない、という仕組みではありません。
一方、マイナンバーカード総合サイトでは、15歳未満の人については本人に法定代理人が同行する扱いが示されています。そのため高校1年生などであっても、受取日時点で15歳未満なら保護者などの法定代理人の同行が必要です。[参照:マイナンバーカード総合サイト]
例えば16歳や17歳の高校生であれば、通常は本人が必要書類を持って交付窓口へ行く形になります。ただし、受取場所や予約の有無などは市区町村によって異なるため、届いた交付通知書を確認してから出向くのが確実です。
マイナンバーカード受け取り時の基本的な持ち物
マイナンバーカード総合サイトが案内している基本的な必要書類は、交付通知書と有効期間内の本人確認書類です。さらに、持っている人については通知カードや既存のマイナンバーカードも持参します。[参照:マイナンバーカードの受け取りに必要な書類]
| 持ち物 | 基本的な扱い |
|---|---|
| 交付通知書 | 原則必要 |
| 本人確認書類 | 必須 |
| 通知カード | 持っている場合 |
| 既存のマイナンバーカード | 更新などで持っている場合 |
交付通知書は、一般にはカードの交付準備ができたことを知らせるはがきですが、自治体によってはA4サイズの書類など異なる形式で届くことがあります。受取場所も交付通知書に記載されています。[参照:交付通知書とは何ですか?]
高校生が特に注意したいのが本人確認書類
本人確認書類について、マイナンバーカード総合サイトでは、顔写真付きの本人確認書類なら1点、その他の本人確認書類なら2点という基本的な考え方が案内されています。例として、顔写真のない書類では資格確認書と年金手帳などの組み合わせが示されています。[参照:マイナンバーカード総合サイト]
高校生の場合、「顔写真付きの学生証があるから、それだけ持っていけば大丈夫」と自己判断するのは避けたほうが安全です。本人確認書類として具体的に何を認めるかについては、交付を担当する市区町村へ確認するのが確実だからです。
例えば運転免許証など一般的な顔写真付き公的証明書をまだ持っていない高校生では、学生証、資格確認書など手元にある書類の組み合わせが問題になります。受取当日に書類不足で出直すことを避けるため、自分が持っている本人確認書類を自治体の案内と照合しておくことが重要です。
学生証しか持っていない場合は自治体へ事前確認する
高校生では、運転免許証やパスポートを持っておらず、日常的な身分証明書が学生証くらいしかないケースも珍しくありません。
マイナンバーカード総合サイトも、必要な本人確認書類を準備できない場合や、どの書類が本人確認書類として適当と認められるか確認したい場合には、住民登録のある市区町村窓口へ相談するよう案内しています。[参照:本人確認書類が準備できない場合]
したがって「学生証+手元にある別の書類」のような組み合わせを考えている場合は、カードを受け取る自治体の公式サイトで本人確認書類一覧を確認し、不明なら電話などで確認してから行くのが安心です。
通知カードを持っている人は持参する
以前発行されていた紙製の「通知カード」を持っている場合は、マイナンバーカードを受け取る際に持参します。
マイナンバーカード総合サイトでは、通知カードを持っている人がマイナンバーカードの交付を受ける際には、通知カードを市区町村へ返納する必要があると案内しています。[参照:通知カードについて]
なお「通知カード」と、現在送付される「個人番号通知書」は名称も扱いも異なります。自宅にある書類がどちらなのか分からない場合には、交付通知書に書かれている持ち物を確認するとよいでしょう。
交付通知書の目隠しシールは何のためにある?
交付通知書の様式は自治体によって異なりますが、暗証番号などを記入する欄と、その部分を隠すための目隠しシールが設けられている場合があります。
重要なのは、シールを自分の判断で無理に剥がしたり、暗証番号を他人へ見える状態で持ち歩いたりする必要はないということです。交付通知書に記載された説明に従って準備し、扱いが分からない場合はそのまま窓口へ持参して職員に確認するのが安全です。
自治体によって交付通知書の書式や記入方法が異なることがあるため、「全国どこでも必ず事前にシールを剥がす」「必ず貼った状態にする」と一律には考えないほうがよいでしょう。交付通知書そのものにも記入・持参方法が書かれている場合があります。
受け取り時には暗証番号を設定する
マイナンバーカードの交付窓口では、本人確認を行ったうえで暗証番号を設定してカードを受け取ります。[参照:マイナンバーカード受け取り手順]
暗証番号はその場で慌てて考えるより、事前に決めておくと手続きがスムーズです。ただし、生年月日など第三者から推測されやすい番号を避け、設定した暗証番号を安全な方法で管理することが大切です。
なお電子証明書には種類があり、年齢などによって発行の扱いが異なる場合があります。自分のカードにどの電子証明書が搭載されるのか分からなければ、交付時に職員へ確認できます。
交付通知書をなくしてもカードを受け取れなくなるとは限らない
交付通知書を紛失した場合でも、それだけでマイナンバーカードが受け取れなくなるとは限りません。
マイナンバーカード総合サイトでは、住民登録のある市区町村へ交付通知書の再発行を依頼するか、交付通知書がない場合に必要となる書類を確認するよう案内しています。必要書類は自治体によって異なります。[参照:交付通知書を紛失した場合]
紛失に気付いた場合は、別の書類を適当に持って直接窓口へ行くより、先に市区町村へ問い合わせるほうが確実です。
受け取りには予約が必要な自治体もある
マイナンバーカードの交付は市区町村が担当しているため、予約の要否や休日・夜間の受取対応などは全国一律ではありません。
マイナンバーカード総合サイトでも、受け取り予約については住民登録のある市区町村へ確認するよう案内しています。[参照:マイナンバーカードの受け取り予約]
学校帰りに受け取りたい高校生の場合は特に、窓口の受付終了時刻に注意が必要です。交付通知書にQRコードや予約方法が記載されている場合は、事前に手続きを済ませておきましょう。
受取場所は交付通知書で確認する
マイナンバーカードは、どこの市役所や区役所でも自由に受け取れるわけではありません。基本的な受取場所は交付通知書に記載されています。[参照:マイナンバーカードの受け取り場所]
進学などの事情で住民票を置いている自治体とは別の地域に一時的に滞在している場合でも、原則として住民登録のある市区町村での受け取りとなります。[参照:一時滞在している場合の受け取り場所]
同じ自治体でも、市役所本庁舎ではなく専用のマイナンバーカードセンターなどが指定されるケースがあるため、「とりあえず市役所へ行けばよい」と考えず通知書を確認しましょう。
高校生が受け取り前日に確認しておきたいチェックリスト
高校生が一人で受け取りへ行く場合には、前日に次の項目を確認しておくと手続きで困りにくくなります。
- 受取日時点で15歳以上か確認する
- 交付通知書を用意する
- 自治体が認める本人確認書類を必要数用意する
- 通知カードを持っている場合は用意する
- 更新などで旧マイナンバーカードがある場合は用意する
- 交付通知書に記載された受取場所を確認する
- 予約が必要か確認する
- 窓口の受付時間を確認する
- 設定する暗証番号について事前に確認・検討しておく
特に間違いやすいのが本人確認書類です。顔写真付きだから学生証1枚で必ず大丈夫、とは決めつけず、自分の自治体が公開している「マイナンバーカード交付時の本人確認書類」を確認してください。
交付通知書自体にもその自治体で必要となる持ち物が記載されていることがあるため、全国共通の案内より手元の交付通知書と住民登録のある自治体の最新案内を優先すると確実です。
まとめ:15歳以上の高校生なら一人での受け取りが基本的に可能、持ち物は自治体の案内まで確認
マイナンバーカードは原則本人が受け取る制度で、15歳未満の場合には法定代理人の同行が必要です。そのため、15歳以上の高校生であれば、通常は本人が一人で交付窓口へ行って受け取ることができます。
基本的な持ち物は交付通知書と本人確認書類で、通知カードや既存のマイナンバーカードを持っている場合には、それらも持参します。本人確認書類は顔写真付きなら1点、その他は2点という基本的な案内がありますが、具体的に利用できる書類について不明な場合は市区町村への確認が必要です。[参照:マイナンバーカード総合サイト]
また、交付通知書の目隠しシールについては、自治体や通知書の様式によって扱いが異なる可能性があります。剥がすべきか分からなければ無理に触らず、そのまま交付窓口へ持参して確認するのが安全です。
予約の必要性、受付時間、本人確認書類の細かな種類などは市区町村ごとに異なります。受け取りへ行く前に交付通知書と自治体公式サイトを一度確認しておけば、書類不足による出直しを防ぎやすくなります。


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