火山活動を監視する際、火山ガス中に含まれる二酸化硫黄(SO₂)の量を正確に測定することは重要です。SO₂の放出量は噴火予測や火山活動の評価に直結するため、様々な測定装置と方法が用いられています。
紫外線吸収法(DOAS)
二酸化硫黄は紫外線を吸収する特性があります。この性質を利用して、地上や航空機、ドローンに搭載した装置で火山ガス中のSO₂濃度を測定する方法をDOAS(Differential Optical Absorption Spectroscopy)と呼びます。
DOASは非接触で測定でき、広範囲のガス分布をリアルタイムで観測できるのが特徴です。
化学吸収法(定置式測定器)
火山周辺に設置した吸収液やフィルターを通してガスを捕集し、化学分析でSO₂濃度を求める方法です。長時間の平均値を求める場合に有効で、装置が簡単なため現地設置に向いています。
赤外線吸収法
SO₂は赤外線も吸収するため、赤外線センサーを用いた測定も行われます。遠距離からの測定が可能で、火口付近など危険な場所での観測に適しています。
まとめ
火山ガス中の二酸化硫黄は、紫外線吸収法(DOAS)、化学吸収法、赤外線吸収法などの方法で測定されます。DOASは非接触で広範囲の観測が可能で、化学吸収法は設置型で長期観測に向き、赤外線吸収法は危険な場所からの遠距離測定に適しています。適切な装置を選ぶことで、安全かつ正確に火山ガスのSO₂濃度を把握できます。


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