台風15号の名前「チャンホン」の由来とは?パンダのように聞こえる理由と台風名の決め方を解説

台風

台風の名前には毎回特徴的な呼び方が付けられており、中には日本人にとって少し珍しく感じる名前もあります。「チャンホン」という名前も、その響きから動物の名前のように感じる人がいるかもしれません。

この記事では、台風15号の名前「チャンホン」がどこから来たのか、なぜその名前が使われるのか、そして世界で使われている台風名の決め方について分かりやすく解説します。

台風の名前は誰がどのように決めているのか

台風の名前は、日本が独自に自由につけているものではありません。北西太平洋や南シナ海で発生する台風については、加盟国や地域が提案した名前を順番に使用する仕組みになっています。

この制度は、台風委員会(ESCAP/WMO Typhoon Committee)によって運用されています。日本を含むアジア各国・地域がそれぞれ名前を提案し、用意されたリストから発生順に名前が付けられます。

以前はアメリカ式の人名が使われることもありましたが、現在ではアジア各国の文化や自然に由来する名前が多く採用されています。

「チャンホン」という名前の由来

「チャンホン(Chan-hom)」は、ラオスが提案した台風名です。ラオス語では「木の名前」を意味する言葉で、自然に関連した名称として登録されています。

台風名には、動物、植物、自然現象、神話、地名など、さまざまな由来があります。チャンホンもその一つで、特別に台風の性質や強さを表した名前ではありません。

そのため、「チャンホン」という響きがパンダのように感じられても、実際には動物とは関係なく、植物に由来する名前です。

なぜ台風の名前は変わったものが多いのか

台風名に普段あまり聞かない言葉が多い理由は、各国が提案した固有の言葉を使っているためです。

例えば、日本が提案した台風名には「コイヌ」「ヤギ」「ウサギ」など星座に関係する名前があります。これは日本が星座名を中心に提案しているためです。

一方で、フィリピン、タイ、ラオスなどが提案した名前には、それぞれの国の言語や文化に由来するものが含まれています。

台風の名前は覚えやすくするためにも重要

台風名を付ける目的の一つは、同じ時期に複数の台風が発生した場合でも、情報を区別しやすくすることです。

例えば、単純に「2025年の台風15号」と呼ぶよりも、「チャンホン」という名前があれば、ニュースや防災情報で対象を明確に伝えることができます。

また、地域によって異なる言語を使う国々が協力して災害情報を共有するためにも、国際的な名前の仕組みが役立っています。

台風名は大きな被害を出すと変更されることもある

通常、台風名は決められたリストから順番に使用されます。しかし、大きな被害をもたらした台風については、被災地域への配慮から名前が変更される場合があります。

これは、将来同じ名前を使った際に、過去の大災害を思い起こさせたり、混乱を招いたりすることを避けるためです。

このように台風名には、単なる呼び方ではなく、防災や国際的な情報共有という役割があります。

まとめ|チャンホンはパンダではなく自然に由来する台風名

台風15号の「チャンホン」という名前は、ラオスが提案した名称で、植物に由来する言葉です。パンダのような響きに感じる人もいますが、動物とは関係ありません。

台風名はアジア各国が提案した名前を順番に使う国際的な仕組みで決められています。

一見すると不思議に感じる台風名も、その背景には各国の文化や自然への思いが込められており、防災情報を分かりやすく伝えるための大切な役割を持っています。

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