マイナポータルから「マイナアプリ」へ更新後のログイン方法|利用登録・ロック設定・カード読み取りを解説

マイナンバー

マイナンバーカード関連のスマートフォンアプリは2026年に「マイナアプリ」へ移行し、従来のマイナポータルアプリを使っていた人にとっては、ログイン画面や認証方法の変化が分かりにくく感じられることがあります。特に「利用登録」「ロック設定」などが表示されると、これまでマイナポータルを利用していた人でも、もう一度登録し直す必要があるのか迷いやすいところです。

重要なのは、「マイナアプリ」と「マイナポータル」は同じものを単純に名称変更したわけではなく、役割を分けて理解することです。マイナアプリはマイナンバーカードによる本人認証などを担い、マイナポータルは行政手続や自分の情報を確認するサービスとして利用します。

この記事では、マイナアプリへの更新後に表示される利用登録とは何なのか、従来の「暗証番号を入力してマイナンバーカードを読み取る」ログインはどうなったのか、ロック設定は必須なのか、ログイン操作が利用登録画面へ戻ってしまう場合に何を確認すればよいのかを整理します。画面や仕様は更新される可能性があるため、2026年8月時点の公的情報を基準に解説します。

そもそも「マイナアプリ」とは何か

デジタル庁によると、マイナアプリは、マイナンバーカードをオンライン手続で利用するときに必要となるカード読み取りなどの機能を提供するアプリです。ログイン認証、電子署名、券面情報入力支援など、マイナンバーカードの機能をスマートフォンやPCから利用するための役割があります。[参照:デジタル庁 マイナアプリ]

一方、マイナポータルは行政機関が保有する自分の情報を確認したり、行政手続をオンラインで行ったりするためのサービスです。そのため「マイナアプリを開くこと」と「マイナポータルへログインすること」は厳密には別の操作として考えると分かりやすくなります。

例えば、銀行のWebサービスと本人認証用アプリが分かれているケースをイメージすると理解しやすいでしょう。実際のサービスを見る場所がマイナポータルで、その利用者本人であることを確認するためにマイナアプリが働く、という関係です。

マイナポータルの「利用者登録」とは何か

マイナポータルには「利用者登録」という仕組みがあります。デジタル庁の資料では、初めてマイナポータルを利用する際、最初の手順として利用者登録を行う仕組みになっています。

利用者登録をすると、その利用者にひも付く利用者フォルダがマイナポータル上に作成されます。つまり、単なるアプリのユーザー登録というより、マイナポータルを利用するための初期設定にあたります。

すでに以前からマイナポータルを利用していた場合、「マイナアプリへ更新した=過去のマイナポータル利用者情報がすべて消えて新規ユーザーになった」と単純に考える必要はありません。ただし、新しいアプリ側で必要となる初期設定・認証の案内が表示される場合がありますので、画面に表示されている「アプリ側の設定」と「マイナポータルの利用者登録」を区別して確認することが重要です。

従来の「4桁の暗証番号+マイナンバーカード」のログインはどうなった?

マイナンバーカードを使った本人認証そのものが廃止されたわけではありません。マイナポータル公式FAQでも、マイナポータルへログインする際には本人認証としてマイナンバーカードを読み取り、利用者証明用電子証明書の暗証番号を使用する仕組みが案内されています。[参照:マイナポータル よくある質問]

この暗証番号は、一般的なマイナポータルへのログインでは数字4桁の「利用者証明用電子証明書」の暗証番号です。したがって、従来利用していた「暗証番号を入力してカードをスマートフォンで読み取る」という本人認証の考え方自体がなくなったわけではありません。

ただし、新しいマイナアプリでは利用できる認証方法や画面構成が変更されているため、以前と完全に同じボタン配置・画面遷移になるとは限りません。「前と同じ画面が出ない=カードを使ったログインが廃止された」という意味ではない点に注意が必要です。

「ロック設定」と暗証番号のロックは別の話

ここで混同しやすいのが、スマートフォンやアプリに関係する「ロック設定」と、マイナンバーカードの暗証番号が誤入力によって「ロックされる」ことです。この2つは別の話です。

マイナポータル公式FAQによると、マイナポータルへのログインに使用する利用者証明用電子証明書の数字4桁の暗証番号は、3回連続で間違えるとロックされます。[参照:マイナポータル よくある質問]

そのため画面に「ロック」という言葉が出てきた場合は、何をロックする設定なのかを確認する必要があります。スマートフォンやアプリを保護するロック設定と、マイナンバーカードの暗証番号ロックを同じものとして考えないようにしましょう。

アプリ自体をロックしないとマイナポータルは使えない?

スマートフォンには、アプリそのものをFace IDや端末のパスコードなどで保護する機能があります。特にiPhoneではiOS 18以降、個別のアプリをロックしたり非表示にしたりする機能があります。

マイナポータル公式FAQでは、iOS 18以降でマイナアプリをロックまたは非表示にした場合について案内されており、都度Face IDなどでロックを解除すれば利用できる一方、ブラウザからマイナポータルのログインやカード読み取りを行う際にはアプリを起動できない場合があるとされています。[参照:マイナポータル よくある質問]

つまり、少なくともこの「iOSのアプリをロックする機能」については、マイナアプリを使うために必ず設定しなければならない機能という意味ではありません。むしろブラウザとの連携を利用する場合、アプリをロック・非表示にしていることで正常に起動できなくなるケースに注意が必要です。

ログインを押しても「利用登録」のような画面へ戻る場合

「マイナポータルにログイン」を選んでも、期待していた暗証番号入力・カード読み取り画面へ進まず、アプリの初期設定や利用登録のような画面へ戻る場合は、単純に「カード認証方式が使えなくなった」と判断しないほうがよいでしょう。

まず、マイナアプリが最新バージョンになっているか確認します。旧マイナポータルアプリから新しいマイナアプリへ切り替わった時期は、Web上に旧アプリ向けの説明も残っているため、検索で見つけた古い操作方法と現在の画面が一致しないことがあります。

また、ブラウザとアプリの連携が正常に行われていないケースも考えられます。過去のマイナポータル公式FAQでも、ブラウザからアプリを正常に認識できない場合にログインが進まない事例が案内されています。現在の画面で繰り返し同じ場所へ戻る場合は、何度も登録操作を繰り返すより、公式の最新サポート情報を確認するのが安全です。

CookieやJavaScriptの設定も確認する

マイナアプリからマイナポータルへログインした後、白い画面になる、正常にページが開かないといった場合にはブラウザ側の設定も関係します。

マイナポータル公式FAQでは、ブラウザでCookieをブロックしていると正常に表示できない場合があり、Cookieを有効にするよう案内されています。またJavaScriptをオフにしている場合も、正常にログインできない可能性があるとされています。[参照:マイナポータル よくある質問]

プライバシー保護を目的としてSafariやChromeの設定を厳しくしている場合や、コンテンツブロッカーなどを利用している場合には、この点も確認しておくとよいでしょう。

暗証番号はむやみに試さない

以前使っていた4桁の暗証番号を忘れている場合、「これだったかもしれない」と何度も入力するのは避けるべきです。

利用者証明用電子証明書の数字4桁の暗証番号は、3回連続して間違えるとロックされます。これはアプリの設定とは関係なく、マイナンバーカード側の認証に関係する重要な制限です。

暗証番号に自信がない場合は、残り回数を試す感覚で入力を続けるのではなく、公式の暗証番号再設定・ロック解除方法を確認してください。

マイナアプリ更新後に確認したいポイント

画面が以前と変わって戸惑った場合は、一つずつ切り分けて確認すると原因を特定しやすくなります。

  • マイナアプリが最新バージョンになっているか
  • 「マイナポータルにログイン」から操作しているか
  • 画面に表示された「利用登録」がマイナポータルの新規利用者登録なのか、アプリ側の初期設定なのか
  • マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書が有効か
  • 4桁の暗証番号を正しく把握しているか
  • スマートフォンがマイナンバーカード読み取りに対応しているか
  • ブラウザのCookieとJavaScriptが有効か
  • iPhoneの場合、マイナアプリをロック・非表示にしていないか

特に「ロック設定をしたくない」という場合は、画面に表示されているロックが端末・アプリのセキュリティ設定なのか、マイナンバーカードに関係する認証設定なのかを確認することが大切です。名称だけを見て判断すると、必要のない設定まで必須だと誤解してしまう可能性があります。

以前の操作方法と画面が違うのは珍しくない

マイナポータルは制度・アプリともに継続的に更新されています。2026年8月25日にもマイナポータルFAQの複数ページが更新されており、旧「マイナポータルアプリ」に関する説明から「マイナアプリサポート」へ案内を移している項目があります。

そのため、数年前のブログ記事や動画で紹介されている「ログイン→4桁暗証番号→カードをかざす」という画面と、現在のマイナアプリの画面が完全には一致しないことがあります。

本人認証の仕組みと画面デザインは別物です。画面が変わっていても、マイナンバーカードを利用した認証という基本部分までなくなったとは限らないため、現在表示されている案内と最新の公式マニュアルを基準に操作することが重要です。

まとめ:マイナアプリとマイナポータルの役割を分けて考える

マイナアプリへの更新後は、「マイナアプリ=以前のマイナポータルアプリの画面がそのまま新しくなったもの」と考えると分かりにくくなることがあります。マイナアプリは、マイナンバーカードを使ったログイン認証や電子署名、カード情報の読み出しなどを支えるアプリとして位置付けられています。

マイナンバーカードと利用者証明用電子証明書の4桁暗証番号を使う本人認証の仕組み自体がなくなったわけではありません。一方、アプリ更新によって画面や操作の流れが変わっているため、以前と全く同じ画面が表示されるとは限りません。

また、スマートフォン側のアプリロックは、それ自体がマイナポータル利用のために必ず有効化しなければならない設定というわけではありません。むしろiPhoneでは、マイナアプリをロック・非表示にするとブラウザから正常に呼び出せない場合があることが公式FAQで案内されています。

「マイナポータルにログイン」を選んでも利用登録・初期設定のような画面へ戻り続ける場合は、マイナアプリのバージョン、ブラウザ設定、アプリのロック・非表示設定などを確認しましょう。それでも解決しない場合は、古い操作解説を参考にして設定を変更するより、現在のマイナアプリサポートやマイナポータル公式FAQに表示されている最新手順を確認するのが確実です。

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