ヨン様に代わる韓国スターはいる?ペ・ヨンジュンから現在まで韓流スターの変化を解説

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日本における韓流ブームを語るうえで欠かせない存在が、「ヨン様」ことペ・ヨンジュンです。2000年代前半に韓国ドラマ「冬のソナタ」が日本で社会現象となり、韓国ドラマをそれまで積極的に見ていなかった層にまで名前と顔が知られるスターになりました。

その後も韓国から数多くの人気俳優やアーティストが登場しています。ただし、現在の韓流はドラマだけでなく映画、Netflixなどの動画配信、K-POP、SNSへと入口が広がっており、一人のスターがヨン様の立場をそのまま引き継いだというより、複数のスターに人気が分散していると考えたほうが実態に近いでしょう。

この記事では、なぜペ・ヨンジュンが日本で特別な存在になったのかを振り返りながら、現在の韓流を代表するスターとして誰が挙げられるのかを整理します。

そもそも「ヨン様」はなぜ日本であれほど人気になったのか

ペ・ヨンジュンの日本での人気を決定的にした作品が「冬のソナタ」です。NHKで放送されたことをきっかけに大きな反響を呼び、ペ・ヨンジュン演じるカン・ジュンサン/イ・ミニョンの柔らかな雰囲気や純愛物語が支持されました。

特徴的だったのは、単なる「人気韓国俳優」の範囲を超えていたことです。「ヨン様」という愛称が一般にも浸透し、来日時には大勢のファンが集まるなど、その動向自体が日本のニュースで大きく取り上げられました。

さらに「冬のソナタ」を入口として韓国旅行、韓国料理、ほかの韓国ドラマなどへ関心を広げた人も多く、ペ・ヨンジュンは日本における第一次韓流ブームを象徴する存在となりました。現在のスターを比較するときには、単純な知名度だけでなく、この「韓流そのものへの入口になった影響力」まで考える必要があります。

ヨン様の「完全な後継者」を一人に決めるのは難しい

現在も世界的な人気を持つ韓国俳優は大勢います。しかし「ペ・ヨンジュンの次はこの人」と一人だけを選ぶことは難しくなっています。

最大の理由は、韓国コンテンツを見る環境が変化したことです。「冬のソナタ」が人気になった時代にはテレビ放送の影響力が非常に大きく、同じドラマを多くの視聴者が同時期に見ることで、一人の俳優へ注目が集中しやすい環境がありました。

現在はNetflixなどの動画配信サービスをはじめ、テレビ、YouTube、SNSなど視聴経路が多様化しています。恋愛ドラマが好きな人、サスペンスが好きな人、韓国映画を見る人、K-POPから俳優に興味を持つ人など入口も異なるため、人気が複数のスターへ分散しています。

日本で「ヨン様の次」に名前が挙がった韓流スターたち

第一次韓流ブーム以降、日本で高い人気を獲得した韓国俳優は少なくありません。代表的な人物としては、イ・ビョンホン、チャン・ドンゴン、クォン・サンウなどが挙げられます。

イ・ビョンホンは日本で早い時期から高い知名度を持った韓国俳優の一人で、その後は韓国作品だけにとどまらずハリウッド映画にも出演。国際的に活動する韓国俳優の代表格になりました。

クォン・サンウも「天国の階段」などによって日本で人気を集めました。この時代にはペ・ヨンジュンを含め、複数の韓国俳優が日本で大きく取り上げられ、「韓流スター」という言葉そのものが一般化していきました。

イ・ミンホは世界規模で人気を持つ代表的な韓国俳優

その後の世代を代表する韓流スターとして外せないのがイ・ミンホです。「花より男子~Boys Over Flowers」「相続者たち」「青い海の伝説」など数々のドラマで主演し、韓国だけでなくアジアを中心に幅広い人気を獲得しました。

ペ・ヨンジュンと共通しているのは、恋愛ドラマの主人公として強い支持を集め、海外にも大規模なファン層を持っている点です。一方でイ・ミンホの人気は日本だけに集中しているわけではなく、アジアをはじめ世界各国へ広がっています。

その意味では「日本でヨン様に代わったスター」というより、韓流がグローバル化した時代を象徴するスターの一人と位置付けるほうが分かりやすいでしょう。

ヒョンビンは日本で再び韓国ドラマブームを広げた代表格

日本での影響という観点から特に注目できるのがヒョンビンです。以前から「私の名前はキム・サムスン」「シークレット・ガーデン」などで知られていましたが、日本でさらに幅広い層へ名前を浸透させた作品が「愛の不時着」です。

「愛の不時着」はNetflixを通して日本でも大きな話題となり、これまで韓国ドラマにそれほど関心がなかった人が視聴を始めるきっかけにもなりました。この「一つの恋愛ドラマをきっかけとして主演俳優が幅広い世代から注目される」という現象には、「冬のソナタ」とペ・ヨンジュンを思わせる部分があります。

ただし、「冬のソナタ」の時代と「愛の不時着」の時代ではメディア環境が大きく違います。そのため人気の規模を単純な数字だけで比較して「新しいヨン様」と断定するのではなく、それぞれの時代を代表した韓流スターとして見るのが適切です。

パク・ソジュンも現在の韓流を代表する人気俳優

もう一人、日本で高い知名度を持つ俳優としてパク・ソジュンが挙げられます。「彼女はキレイだった」「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」「キム秘書はいったい、なぜ?」「梨泰院クラス」など、幅広いジャンルの作品に出演しています。

特に「梨泰院クラス」は日本でも話題となり、パク・ソジュンをそれまで知らなかった視聴者にも名前が広がりました。ラブコメディーだけでなく異なるタイプの作品で主演できることも特徴です。

また映画にも活動領域を広げており、国際作品への出演経験もあります。現在の韓流スターが韓国国内のテレビドラマだけに活動を限定しないことを示す代表的な存在でもあります。

ソン・ジュンギ、コン・ユなど候補はほかにも多い

人気作品から考えるならソン・ジュンギも代表的な韓流スターです。「太陽の末裔」などがアジア各国で支持され、その後も「ヴィンチェンツォ」などの話題作で主演しています。

コン・ユも「コーヒープリンス1号店」「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」などで高い人気を獲得してきました。また映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」などにも出演しており、恋愛ドラマだけでは説明できない幅広いキャリアを持っています。

さらに世代を広げれば、キム・スヒョンなど国際的な人気を持つ俳優もいます。このように候補が何人も存在すること自体が、現代の韓流市場の特徴といえます。

「人気俳優」だけならヨン様時代より選択肢は増えている

現在は韓国ドラマが日本で特別珍しいコンテンツではなくなっています。動画配信サービスを開けば多数の韓国作品を選べるため、視聴者が自分の好みに合った俳優を見つけやすくなりました。

例えば王道のラブストーリーから選ぶ人もいれば、サスペンス、法廷もの、復讐劇、時代劇などから好きな俳優を見つける人もいます。そのため「韓流ファンなら全員このスターが好き」という構図にはなりにくくなっています。

これは韓流スターの影響力が低下したという意味ではありません。むしろ韓国コンテンツそのものの市場が拡大した結果、一人の象徴的スターから、多数のスターが共存する時代へ変わったと見ることができます。

俳優だけでなくK-POPスターも韓流の顔になった

ペ・ヨンジュンの時代との大きな違いとして、現在は「韓流スター」という言葉が俳優だけを意味しなくなったことも挙げられます。

BTSやBLACKPINKをはじめとするK-POPアーティストは、韓国国外にも巨大なファン層を持っています。日本においても韓国文化への入口が「ドラマ」だけではなく「音楽」やSNSなどへ広がりました。

つまり、2000年代にペ・ヨンジュンが担っていた「韓国エンターテインメントを知る入口」という役割そのものが、現在では俳優、歌手、アイドルなど多数のスターに分散しています。

ヨン様と現在の韓流スターを単純比較できない理由

ペ・ヨンジュンの人気を現在の俳優と比較するときには、「日本国内でどれだけ有名だったか」と「世界でどれだけ人気があるか」を分けて考える必要があります。

「冬のソナタ」当時のペ・ヨンジュンは、日本における韓流ブームそのものを象徴する存在でした。一方、現在の韓国スターは動画配信やSNSによって、最初から日本・韓国という二国間を超えた市場で評価されるケースが増えています。

したがって、世界的なファン数やSNS上の影響力では現代のスターが非常に大きな規模を持っていたとしても、それだけで「日本におけるヨン様と同じ存在」とはいえません。人気が成立した時代背景が大きく異なるからです。

まとめ:ヨン様の後継者は一人ではなく、韓流スターが多様化した

ペ・ヨンジュン以降、日本でもイ・ビョンホン、クォン・サンウ、イ・ミンホ、ヒョンビン、パク・ソジュン、ソン・ジュンギ、コン・ユなど、多くの韓国俳優が支持されてきました。

特に日本での韓国ドラマブームという観点では、「愛の不時着」で改めて幅広い視聴者から注目されたヒョンビンなどは、ヨン様以降を代表する韓流スターの一人として挙げやすい存在です。ただし、誰か一人をペ・ヨンジュンの直接的な後継者とする明確な基準が存在するわけではありません。

「冬のソナタ」の時代はテレビを中心として一人のスターへ社会的な注目が集中しましたが、現在はNetflixなどの動画配信、映画、K-POP、YouTube、SNSへと韓流への入口が多様化しています。その結果、現代では「第二のヨン様」が一人現れたというより、複数の世界的な韓国スターがそれぞれ異なるファン層を獲得する時代になったと考えるのが実態に近いでしょう。

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