2018年~2026年「午前中に飛び込んできた印象的なニュース」一覧|平成最後から令和まで振り返る

流行、話題のことば

大きな事件や災害、歴史的な発表が起きたとき、「そのニュースを最初にどこで見たか」まで覚えていることがあります。特に朝から昼前に発生・発表された出来事は、通常番組が速報に切り替わったり、学校や職場でニュースが話題になったりするため、強く記憶に残りやすいものです。

2018年から2026年までを振り返ると、新元号「令和」の発表、安倍晋三元首相銃撃事件、WBCでの侍ジャパン優勝など、日本中が午前中からニュースに注目した出来事が複数あります。

ただし「印象が強い」という評価には個人差があります。また、出来事そのものが午前中に起きたケースと、海外で起きた出来事が日本時間の午前中に生中継・速報されたケース、早朝から続報が大きく報じられたケースは区別する必要があります。そこで、時刻を確認しやすい代表例を中心に2018年以降を振り返ります。

2018年:大阪府北部地震が朝の通勤・通学時間帯に発生

2018年の午前中のニュースとして非常に印象的なのが、6月18日に発生した大阪府北部地震です。気象庁によると、地震は午前7時58分に発生しました。マグニチュードは6.1で、大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市で最大震度6弱を観測しています。[参照:気象庁 大阪府北部の地震]

平日の朝、しかも通勤・通学の時間帯だったため、鉄道の運転見合わせなども含めて大きな影響が出ました。テレビでも朝の情報番組の時間帯から地震関連のニュースが続き、「朝に突然入ってきた大ニュース」という条件には非常によく当てはまる出来事です。

2018年は平成30年で、厳密には平成最後の年そのものではありません。平成最後の年は2019年ですが、「平成最後の年度」という意味では2018年度から2019年春にかけてが該当します。

2019年:新元号「令和」の発表は午前中を象徴するニュース

2019年4月1日の新元号発表は、この期間における「午前中の印象的なニュース」を考えるうえで外せない出来事です。政府は同日、新しい元号を「令和」と発表しました。

菅義偉官房長官(当時)が「令和」と書かれた額を掲げる場面はテレビで生中継され、その映像自体が令和への改元を象徴するものになりました。学校や職場などで発表を見たという人も多く、インターネットやSNSでも発表直後から「令和」が大きな話題になりました。

なお、元号が「令和」に変わったのは発表日の4月1日ではなく、皇太子徳仁親王(当時)が即位した2019年5月1日です。4月1日は新元号の名称が事前に公表された日という位置付けになります。

2020年:新型コロナウイルス関連ニュースが朝から日常を変えた

2020年は一つの瞬間的なニュースというより、新型コロナウイルス感染症に関する速報が連日のように報道されたこと自体が強く記憶されています。国内感染者数、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」、学校の臨時休業、イベント中止など、生活へ直接影響するニュースが相次ぎました。

世界保健機関(WHO)がCOVID-19についてパンデミックとみなす状況に至ったことも世界的な大ニュースとなりました。厚生労働省の当時の資料からも、2020年3月には国内の感染確認数が日々更新されていたことが確認できます。[参照:厚生労働省]

この年については「午前○時に発生した一つの事件」を選ぶより、朝起きてテレビをつけるたびに感染状況や社会生活の変更が報じられていた時期そのものが印象的だった、という人も多いでしょう。

2021年:熱海市伊豆山の大規模土石流が午前10時30分ごろ発生

2021年7月3日には、静岡県熱海市伊豆山地区で大規模な土石流が発生しました。総務省消防庁によると、発生は午前10時30分ごろです。[参照:総務省消防庁]

大量の土砂が住宅地を流れ下る様子が映像として記録され、その映像がニュースで繰り返し報じられました。消防庁の資料では、梅雨前線の影響による大雨が続いていた中で発生した大規模災害として整理されています。

発生時刻が午前10時30分ごろなので、「午前中に突然ニュースになった印象的な出来事」という条件にも明確に当てはまります。

2022年:安倍晋三元首相銃撃事件は午前11時31分ごろ

2022年7月8日、奈良市で街頭演説をしていた安倍晋三元首相が銃撃される事件が発生しました。日本の政治史においても極めて重大な事件であり、発生直後からテレビ各局が速報で伝えました。

警察庁の検証報告書によると、1発目の発砲は午前11時31分6秒ごろ、2発目は同31分8秒ごろとされています。安倍元首相は2発目で被弾しました。[参照:警察庁 検証・見直し報告書]

昼前という時間だったため、最初の速報を午前中にテレビやスマートフォンで知り、その後午後にかけて状況を追い続けた人も多かった出来事です。警察庁もこの事件を、警護対象者である元内閣総理大臣が街頭演説中に銃撃され殺害された重大事案として記録しています。[参照:警察庁 令和5年警察白書]

2023年:WBC決勝で侍ジャパンが世界一に

事件や災害ではなく明るいニュースで非常に印象が強かったのが、2023年3月22日のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝です。

日本時間の午前8時に日本対アメリカの決勝が始まり、日本が3対2で勝利。侍ジャパンは3大会ぶり3回目の世界一となりました。最後は大谷翔平選手がアメリカ代表のマイク・トラウト選手を三振に仕留めて優勝が決まるという劇的な展開でした。[参照:野球日本代表 侍ジャパン公式]

試合そのものが日本時間の朝から行われていたため、通勤・通学中に経過を確認したり、テレビ中継を見てから学校や仕事へ向かったりした人も多かったでしょう。「午前中に日本中が同じニュースを追っていた」という意味では、2018~2026年を代表する出来事の一つです。

2024年:能登半島地震は非常に大きなニュースだが「午前中」ではない

2024年を代表するニュースとして令和6年能登半島地震がありますが、今回のテーマである「午前中に流れた・発生したニュース」として挙げる際には注意が必要です。

気象庁によると、本震は2024年1月1日の16時10分に発生しています。マグニチュード7.6で、石川県では最大震度7を観測しました。つまり、非常に印象の強いニュースではあるものの、発生したのは午前中ではなく夕方です。[参照:気象庁]

「2018年以降の印象的な出来事」という条件なら当然候補になりますが、「午前中に第一報が入った出来事」に限定するのであれば別のニュースと区別したほうが正確です。

年ごとに必ず一つ選ぶ必要はない

2018~2026年という期間を一覧にすると、各年から一件ずつ代表的ニュースを選びたくなります。しかし「午前中」「印象が強い」「全国的に報じられた」という3条件をすべて満たす出来事が、毎年同じ程度のインパクトで存在するわけではありません。

特に2025年や2026年について、単に「その年に起きた重大事件」という理由だけで午前中の代表例として選ぶと、発生時刻や第一報の時刻という本来の条件から外れてしまう可能性があります。2026年については年自体もまだ終了していないため、年間を代表する出来事を確定することもできません。

そのため、歴史的なニュースをまとめる場合には、無理に各年を埋めるより、発生・発表時刻を公的資料などで確認できる出来事を選ぶほうが信頼性の高い一覧になります。

代表的な「午前中のニュース」を時系列で整理

今回取り上げた中でも、発生や発表、試合などが明確に午前中だった代表例を整理すると次のようになります。

主な出来事 午前中との関係
2018年 大阪府北部地震 6月18日7時58分発生
2019年 新元号「令和」発表 4月1日午前に発表
2020年 新型コロナウイルス関連報道 感染状況などが連日朝から大きく報道
2021年 熱海市伊豆山土石流 7月3日10時30分ごろ発生
2022年 安倍晋三元首相銃撃事件 7月8日11時31分ごろ発生
2023年 WBCで侍ジャパン優勝 3月22日8時から決勝戦

こうして並べると、災害・政治・感染症・スポーツとジャンルは大きく異なります。それでも「朝テレビをつけたら大変なニュースになっていた」「午前中からテレビ中継を見ていた」という記憶と結び付きやすい点では共通しています。

なぜ午前中のニュースは記憶に残りやすいのか

朝から昼前は、多くの人が通勤、通学、仕事、学校など日常生活を始める時間帯です。その日常の途中で重大ニュースが入ると、「いつもの朝」との落差が大きくなります。

例えば2018年の大阪府北部地震は通勤・通学時間帯、2022年の安倍元首相銃撃事件は昼直前でした。2023年のWBC決勝では、朝から試合を見ながら出勤・登校時間を気にしていた人もいたでしょう。このように出来事と自分自身の行動がセットになることで記憶に残りやすくなります。

さらに現在はテレビだけではなく、ニュースアプリやSNSの速報通知があります。大事件が発生すると数分程度でスマートフォンに通知されるため、「最初に知った瞬間」の記憶が残りやすい時代になっています。

「午前中にニュースになった」と「午前中に起きた」は分けて考える

過去のニュースを振り返る際には、出来事の発生時刻と、それをテレビで見た時刻は必ずしも同じではありません。海外で夜に発生した出来事が時差によって日本では朝のニュースになることもあります。

また事件・事故の場合、最初の出来事は午前中でも、その後に判明した重要情報が午後に発表されることがあります。反対に前夜の出来事について、翌朝になって新しい情報が入り大々的に報じられる場合もあります。

そのため「午前中の印象的なニュース」を厳密にリスト化するなら、「出来事が午前中に発生」「重要な発表が午前中」「日本時間の午前中に生中継」「前日から続くニュースを朝に知った」という分類をしておくと、記憶違いを減らせます。

まとめ:令和発表・安倍元首相銃撃・WBC優勝などは午前中の記憶に残る代表例

2018年から2026年までを振り返ると、午前中に発生・発表され、強く記憶に残っているニュースはいくつもあります。2018年の大阪府北部地震、2019年の新元号「令和」発表、2021年の熱海市伊豆山土石流、2022年の安倍晋三元首相銃撃事件、2023年のWBC侍ジャパン優勝などは代表的な例でしょう。

特に2019年の「令和」発表は時代の転換を告げるニュース、2022年の安倍元首相銃撃事件は日本社会に大きな衝撃を与えたニュース、2023年のWBC優勝は日本中が朝から中継を見守った明るいニュースとして、それぞれ異なる意味で印象に残っています。

一方、2024年の令和6年能登半島地震のように極めて重大でも発生時刻は16時10分だった出来事もあります。「印象的だったニュース」と「午前中に発生・発表されたニュース」を分け、当時の公的記録で時刻を確認しながら振り返ることで、2018年以降の出来事をより正確に整理できます。

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