マイナンバーカードを健康保険証として利用する準備中や、保険資格の確認が間に合わないタイミングで病院を受診すると、医療費を一時的に全額負担するケースがあります。高額な請求が届くと、本当に返金されるのか不安になる方も少なくありません。
この記事では、健康保険の切り替えやマイナ保険証登録のタイミングによって医療費を多く支払った場合に、どのような手続きで払い戻しを受けられるのか、必要書類や注意点について解説します。
マイナ保険証の確認ができないと医療費が高額になる理由
病院を受診する際、本来は健康保険が適用されることで自己負担割合に応じた金額を支払います。しかし、医療機関側で保険資格を確認できない場合、一時的に保険適用前の医療費を請求されることがあります。
例えば、会社を退職した後に新しい勤務先の健康保険へ加入した場合や、マイナンバーカードと健康保険情報の連携が完了していない場合などでは、窓口で保険資格を確認できないことがあります。
この場合でも、後から正式な保険資格が確認できれば、本来の自己負担額との差額を払い戻してもらえる可能性があります。
医療費を多く支払った場合は返金手続きができる
健康保険が適用される期間に受診していたにもかかわらず、保険証が確認できずに医療費を多く支払った場合は、加入している健康保険へ療養費の申請を行うことで払い戻しを受けられる場合があります。
協会けんぽに加入している場合は、必要書類をそろえて療養費支給申請書を提出します。審査後、保険適用分との差額が指定口座へ振り込まれます。
例えば、医療費10万円分を全額支払った場合でも、本来の自己負担割合が3割であれば、条件を満たせば7割相当額が返金対象になる可能性があります。
返金手続きで準備する主な書類
療養費の申請をする場合、一般的には以下のような書類が必要になります。
- 療養費支給申請書
- 医療機関の領収書
- 診療明細書
- 健康保険の資格が確認できる書類
- 振込先口座が分かるもの
領収書や診療明細書は返金手続きで重要になるため、医療機関から受け取ったものは処分せず保管しておくことが大切です。
また、現在加入している健康保険と、受診した当時に加入していた健康保険が異なる場合は、どの保険者へ申請するべきか確認が必要になります。
勤務先が変わった場合の健康保険の確認ポイント
転職や退職を経験している場合、医療費の返金手続きで注意したいのが、受診日にどの健康保険に加入していたかという点です。
例えば、現在の勤務先の健康保険ではなく、以前の会社で加入していた協会けんぽの資格が受診日に有効だった場合は、以前加入していた健康保険へ手続きを行うことになります。
逆に、すでに新しい健康保険の資格取得日が過ぎていた場合は、現在加入している健康保険で手続きするケースもあります。受診日と健康保険の資格取得日を確認することが重要です。
返金までにかかる期間と注意点
療養費の申請は、提出すればすぐに返金されるわけではありません。健康保険者による審査が行われるため、一般的には申請から振込まで数週間から数か月程度かかる場合があります。
また、医療費の返金には申請期限があります。時間が経過すると手続きが難しくなる可能性があるため、必要書類がそろったら早めに申請することがおすすめです。
不明な点がある場合は、協会けんぽの支部や加入している健康保険の窓口へ問い合わせると、自分の状況に合った手続き方法を案内してもらえます。
まとめ|マイナ保険証の登録時期による医療費の差額は返金できる可能性がある
マイナンバーカード保険証の登録や資格確認のタイミングによって、医療機関で医療費を多く支払った場合でも、健康保険へ療養費の申請をすることで差額が戻る可能性があります。
特に、退職や転職によって加入する健康保険が変わった場合は、受診日にどの健康保険が有効だったのかを確認することが大切です。
高額な請求書が届いた場合でも、すぐに諦めず、領収書などの必要書類を準備して加入している健康保険へ相談しましょう。


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