復活予想の台風18号と台風24号候補は日本列島に上陸する?2026年8月31日時点の最新進路と影響を整理

台風

2026年8月31日現在、北西太平洋では台風から変わった熱帯低気圧の再発達と、日本の南にある別の熱帯低気圧の発達が同時に注目されています。ニュースなどで「復活台風18号」「台風24号候補」という言葉を見て、日本列島へ上陸するのか気になっている人も多いでしょう。

現時点の情報を整理すると、復活が予想されている台風18号は日本列島への直接的な影響はない見込みです。一方、台風24号になる可能性がある日本の南の熱帯低気圧は、沖縄へ接近したあと九州南方から四国沖へ進む予報で、本州・四国・九州への「上陸」はまだ確定していません。

特に台風24号候補は9月4日から5日にかけて九州の南から四国沖に進む予報になっていますが、数日先ほど予報円が大きくなっており、海上を進むケースも陸地へ近づくケースも残っています。ここでは2026年8月31日13時台までに公表された気象情報をもとに、2つの熱帯低気圧を分けて解説します。

まず「復活台風18号」と「台風24号候補」は別の低気圧

現在注目されている2つの熱帯低気圧は同じものではありません。一つは、すでに台風18号「ソウデル」として活動したあと中国大陸で熱帯低気圧に変わり、南シナ海へ移動して再発達している低気圧です。

もう一つは、日本の南に存在する別の熱帯低気圧です。こちらは気象庁が8月31日、24時間以内に台風へ発達する見込みとして予報を開始しています。新しい台風として発生すれば、2026年の次の新規番号である「台風24号」になるとみられます。

対象 8月31日時点の状況 日本への見通し
旧・台風18号ソウデル 南シナ海で熱帯低気圧として再発達 日本への直接的影響はない見込み
台風24号候補 日本の南で発達中の熱帯低気圧 沖縄へ接近後、九州南方・四国沖へ進む可能性

この2つを混同すると、「18号がまた日本へ戻ってくる」と誤解しやすいため、別々に考えることが重要です。

なぜ一度消えた台風18号が「復活」するのか

台風18号は8月19日にトラック諸島近海で発生し、沖縄・奄美方面へ影響を及ぼしたあと中国大陸へ進み、8月29日に熱帯低気圧へ変わりました。その後、低気圧が南下して南シナ海へ出たことで、再び暖かい海から水蒸気とエネルギーを得て発達しています。

8月31日3時時点では中心気圧998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速15メートル、最大瞬間風速23メートルで、気象庁は24時間以内に再び台風の強さへ発達する見込みとしていました。[参照]

気象庁では、一度台風になった低気圧が熱帯低気圧へ弱まったあと再び台風になった場合、新しい番号を付けるのではなく元の台風番号を引き継ぎます。したがって再発達しても「台風24号」ではなく「台風18号ソウデル」です。[参照]

復活する台風18号は日本列島へ来る?

8月31日朝時点の見通しでは、復活する可能性がある台風18号について、日本列島への直接的な影響は予想されていません。

熱帯低気圧は南シナ海で再び台風の強さになる可能性がありますが、その後は南シナ海を北東方向へ進み、大きく発達しないまま再び熱帯低気圧へ弱まる見込みです。ウェザーニュースも「日本への直接的な影響はなし」としています。[参照]

したがって、現在の予報どおりなら「復活した18号がUターンして日本列島へ上陸する」という展開を心配する必要性は低い状況です。もちろん熱帯低気圧の予報は更新されるため、完全に消滅するまでは最新情報を確認するのが安全です。

むしろ注意したいのは日本の南にある「台風24号候補」

日本への影響という意味でより注意が必要なのは、台風18号とは別に日本の南で発達している熱帯低気圧です。

8月31日12時時点では、中心は北緯21度35分、東経132度00分付近にあり、中心気圧1000ヘクトパスカル、最大風速15メートル、最大瞬間風速23メートルで、西北西へゆっくり進んでいました。気象庁の予報では9月1日までに台風へ発達する見込みです。[参照]

新たな台風として発生すれば、直前に台風23号まで発生しているため「台風24号」となる見込みです。なお、復活した18号は新規発生ではないため、番号のカウントを一つ進めるものではありません。

台風24号候補は9月2~3日ごろ沖縄へ接近する見込み

沖縄気象台による8月31日午前の情報では、この熱帯低気圧は台風へ発達して北上し、9月2日から3日ごろに大東島地方と沖縄本島地方へ接近する見込みです。[参照]

9月3日9時の予報では中心が北緯26度30分、東経130度40分付近で、北北西へ時速15キロ程度で進む予想です。中心気圧998ヘクトパスカル、最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートルが予想されています。[参照]

沖縄については「上陸するか」というより、島しょ部なので中心が島を通るか、どの程度近づくかを見る必要があります。中心が通らなくても、強風や高波、大雨の影響を受ける可能性があります。

9月4日には九州の南へ進む予報

8月31日13時台に報じられた気象庁の予報では、9月4日9時には台風24号候補は「九州の南」に進む見込みです。予報円の中心は北緯30度10分、東経131度00分付近で、北へ時速15キロ程度となっています。[参照]

この中心位置だけを見ると、屋久島・種子島方面から九州南東沖に近づくコースを想像できます。ただし、4日予報の予報円半径は330キロあります。

つまり中心が予報円の西側を通れば九州へかなり接近する可能性がある一方、東側を通れば陸地から離れた海上を進む可能性もあります。予報円の中心線だけを見て「九州上陸」と判断する段階ではありません。

9月5日は四国沖の予報、上陸するかはまだ分からない

9月5日9時の予報では、台風24号候補は「四国沖」に進むとされています。予報円の中心は北緯30度20分、東経132度55分付近で、東へゆっくり進む予想です。[参照]

しかし5日の予報円半径は440キロまで広がっています。この範囲なら、九州・四国へかなり近づく進路から、南海上を東へ進む進路まで幅広いシナリオが残っています。

8月31日時点では「日本列島への接近可能性はあるが、九州・四国・本州のどこかへ上陸すると断定できる状況ではない」というのが最も正確な表現です。

「予報円に日本列島が入った」=上陸予報ではない

台風情報を見るときに特に誤解されやすいのが予報円です。予報円は「この円全体が暴風になる」という意味でも、「円内の地域へ上陸する」という意味でもありません。

予報円は、その時刻に台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲です。数日先になるほど進路の不確実性が大きくなるため、予報円も広くなります。

例えば予報円の中心が四国沖に描かれていても、実際にはその円の西側を通って九州方面へ進む可能性も、東側へ進んで本州から離れる可能性もあります。その後の更新で進路が絞られて初めて、上陸可能性をより具体的に評価できます。

そもそも気象庁の「上陸」と「接近」は意味が違う

気象庁では、台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線へ達した場合を「上陸」としています。一方、小さな島や半島を横切って短時間で再び海へ出る場合などには「通過」と表現する場合があります。

また、日本のいずれかの気象官署などから台風の中心がおおむね300キロ以内へ入った場合は「接近」として統計されています。気象庁によると、1991~2020年の平均では年間約25個の台風が発生し、約12個が日本へ接近、約3個が上陸しています。[参照]

したがって「日本へ接近する可能性が高い」ことと「日本へ上陸する可能性が高い」ことは別です。今回の台風24号候補についても、現段階で言えるのは前者に近い状況です。

なぜ台風24号候補は進路が読みにくいのか

今回の熱帯低気圧は9月1日から2日にかけて動きが非常に遅いと予想されています。9月1日12時、2日9時の予報では「ほとんど停滞」とされ、その後3日ごろから北上する見込みです。[参照]

台風の進路は、太平洋高気圧の張り出し、上空の気圧の谷、偏西風など周囲の大気の流れによって大きく左右されます。台風自身が好きな方向へ移動しているわけではありません。

特に8月から9月は、夏型の気圧配置から秋型へ移っていく時期です。気象庁も、8月は上空の風が弱く台風が不安定な経路を取りやすく、9月以降は南海上から日本付近へ北上する経路が増えると解説しています。[参照]

上陸しなくても大雨になる可能性がある

「上陸しなければ安心」とは限りません。今回の台風24号候補では、台風本体より前から湿った空気が日本付近へ流れ込み、秋雨前線などの活動を活発化させる可能性があります。

テレビ朝日系列の8月31日午前の報道でも、熱帯低気圧が北上することで秋雨前線へ湿った空気が入り、西日本や東日本で雨が強まるおそれがあると伝えられています。[参照]

台風の中心が四国沖を通り上陸しなかったとしても、九州・四国・近畿・東海などで前線性の大雨になる可能性があります。防災上は「上陸するかどうか」だけでなく、雨雲の発達域を見ることが重要です。

台風24号候補はそれほど強くならない予報だが油断はできない

8月31日13時台に確認できる気象庁予報では、9月1日から5日にかけて中心気圧はおおむね998ヘクトパスカル、最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートル程度で推移する予想となっています。[参照]

現段階では「猛烈な台風」へ急発達する予報ではありません。しかし、台風の災害規模は最大風速だけでは決まりません。動きが遅ければ同じ地域で雨が長時間続くことがあり、前線と組み合わされば台風中心から離れた地域でも大雨になります。

特に今回のように進行速度が遅い低気圧では、今後の進路だけでなく、予想降水量や線状降水帯に関する情報にも注意が必要です。

2026年は8月の台風発生数が非常に多い

2026年8月は台風の発生が非常に活発です。ウェザーニュースによると、8月にはすでに10個の台風が発生しており、8月の平年値5.7個を大きく上回っています。1960年・1966年の8月と並ぶ過去最多水準となっています。[参照]

ただし、台風の発生数が多いからといって、そのすべてが日本へ上陸するわけではありません。発生位置や太平洋高気圧の位置によって中国大陸方面へ進む台風、日本の東海上へ離れる台風、日本付近へ北上する台風に分かれます。

日本気象協会は2026年について、8月を中心に日本への接近数が平年並みか多くなる可能性を指摘し、9月以降は発達した台風の接近にも注意が必要としています。[参照]

今後、上陸可能性が高まったか判断するポイント

台風24号候補については、9月1日から3日にかけての予報更新が非常に重要です。特に予報円が小さくなり、その中心が九州・四国方向へ継続して寄るかを確認します。

見るポイント 意味
予報円 数日先の中心位置の不確実性
進行方向 北上を続けるか、東へ曲がるか
進行速度 停滞すれば大雨が長引く可能性
中心気圧・最大風速 台風の発達度合い
秋雨前線の位置 台風から離れた場所の大雨リスク
警報級の可能性 地域ごとの具体的な防災判断

特に3日先程度まで近づけば進路の幅が現在より狭くなることが多いため、「上陸するか」の見通しも現在より判断しやすくなります。

台風情報は何を基準に確認すればよい?

最新の進路については、まず気象庁の台風情報を基準に確認するのが適切です。気象庁は台風だけでなく、24時間以内に台風へ発達すると予想される熱帯低気圧についても進路予報を発表します。[参照]

そのうえで、自分の地域について気象警報・注意報、早期注意情報、今後の雨、キキクルなどを確認すると、実際に何へ備えるべきか判断しやすくなります。[参照]

数日先の民間気象モデルでは異なるコースが表示されることがありますが、一つのシミュレーションだけを「確定進路」と見るのではなく、気象庁の予報円が更新されるたびに確認することが重要です。

まとめ:18号の再上陸は現状考えにくい、24号候補は接近可能性あり・上陸は未確定

2026年8月31日13時台までの情報で整理すると、復活が予想されている台風18号ソウデルについては、日本列島へ上陸する見込みは現時点ではありません。南シナ海で一時的に台風へ再発達したあと、再び熱帯低気圧へ弱まる予想で、日本への直接的な影響はないとされています。[参照]

一方、日本の南にある台風24号候補は、日本へ接近する可能性があります。気象庁の8月31日12時基準の予報では、9月3日に沖縄付近、4日に九州の南、5日に四国沖へ進む想定です。[参照]

ただし、9月5日時点の予報円は半径440キロと大きく、九州・四国などへの上陸コースも、陸地から離れた海上コースもまだ可能性として残っています。現時点では「台風24号候補は日本列島へ接近する可能性があり、沖縄への影響は比較的高まっているものの、九州・四国・本州への上陸はまだ予想段階で確定していない」と考えるのが適切です。

そして実際の防災では「上陸するか」だけに注目しないことも大切です。台風が四国沖など海上を通過した場合でも、秋雨前線へ湿った空気が流れ込めば、西日本や東日本で大雨となる可能性があります。今後は9月1日から3日にかけて更新される気象庁の進路予報と、地域別の大雨・暴風・高波情報を確認していく必要があります。

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